敷地面積は約100㎡です。いずれも知的障害がある3人兄弟の両親が亡くなって、古い家に3人が取り残されました。みかねた地元の社会福祉法人が3人も住めるようにして、公の助成金でグループホームを建てようと相談に来られました。助成金を得るためには部屋の面積や、機能に基準があります。また、寄宿舎となるので、一般の住宅にはない建築基準法上の規制もあります。7人が住めるグループホームが建てられるかどうか疑問を持ちながら相談されたようです。
<個室の収納を充実>
個室は約4.5帖と基準ぎりぎりですが、部屋の狭さを解消するため、収納は巾約1間とって充実させました。半分は衣類の収納に、あとの半分は寝具等の収納に使えるように考えてあります。
<狭いけれど機能的な家>
完成後はよくこの狭い場所に機能的につくられていると、みなさん感心してくださり設計者冥利につきます。
なかの住宅センター 設計士 東 由美子
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